FF カーネーションステージ


警備やスタッフの動向が慌ただしくなってきた。
もうあまり動いたりはできなさそうなので、最後のリフレッシュを行う。
後はステージが終わるまで、ひたすら集中…

ステージ上の暗幕がすべて閉じられ、ステージ脇を見えなくした。
そろそろ裏でスタンバイに入ったのだろう。
観客側もそれを察知して動き出す。
着座エリアはもう人を固定してしまっているが、スタンディングエリアは仕切りもなく、後ろからぐいぐい圧がかかっている模様。
少しいやーな感じが漂う。

もう出番は近いが、現場監督より怒号が飛ぶ。
「もうこれ以上一歩も動くな!もし動いたら危険と判断して中止にします。中止にさせたくないので、みなさん必ず守ってください!いいですか?」
「はーい!」
冗談のようだが、ここまで言わないとこの大人数は制御できなかっただろう。
そして、振り返るとその状況がよくわかった、スタンディングエリアは人だらけでわけがわからない。
これは一歩間違うとパニック寸前だ…最後まで無事に遂行されるのを祈るのみ。

続く司会の宣言で盛り上がり、あとは三人が登場するだけ、となり嫌でも盛り上がる会場、沸き起こる拍手、叫びだす一部の連中。
幕間からチラチラ向こうが覗き、気になって仕方ない。

「みなさん…」司会が再度口を開いた。
!?会場が静まり返る…
まさか、中止…?なぜ…ざわつく会場
「大変長らくお待たせしました。すみません、もう一度繰り返しますが、さっきの約束忘れないように!」どうやら、過剰なヒートアップを見越して、最後の注意だった模様。
そして…

「ぱっぱっぱーぱららら♪」例の出囃子が響き渡る!
正直フラワーフェスティバルっていう雰囲気とは別次元な気がするのだが、紛れもなく今の3人の音楽性やスタイルを表す曲だから、これでいいんだろう。
辺りは一気にバッキバキのPerfume Worldへ…

3人が左の幕間から登場!
ショッキングピンクに近い色の衣装、少しずつ違うのは、オリジナルだからだろうか、いつものスカート・パンツ・パンツスタイル。
跳ねる跳ねる!こちらは座ってて体を上下に揺するのが精一杯。
それでもヒートアップする観客、長時間の待機で冷えきったテンションは一気にMAX状態へ!

間髪をいれず流れるのは、ワンルームディスコのイントロ。
ひろしまーーーーー!!!!」
あ〜ちゃんの叫び声が炸裂する!
フラワーフェスティバルという "レジェンドぅ" が始まった瞬間だ。 ポジションチェンジですぐ前にあ〜ちゃんが来る。既に感極まってボロボロ来ててうつむき状態、踊りに付いていくので一杯一杯…
でも、なんとか持ちこたえた。
かしゆか、楽しそう。のっち、いつも通りのマイペース、だがどことなく、一つ一つの動作を丁寧にこなしていってるようだった。

「みなさん、こんにちわー!!!」
「聞こえますか?見えてますか?(の」

の→か→あ、の順での自己紹介、ちょっと珍しいパターン。

「届けよう、希望、元気!(あ」
今回掲げられたフラワーフェスティバルのスローガンにそって話すあ〜ちゃん
お帰りの声がそこかしこから。
またしても少しぐっとくるあ〜ちゃん

「ただいまーーー!!!」
「フラワーフェスティバルには何年も出させてもらってますが、コブクロさんの前座で出たこともあって、『早くコブクロ出せよ!』っていう声もうけて…ぱふゅ〜むって言います、歌わせてください、って(ポーズ)。衣装も500円の赤いシャツ着て、春なのにコーデュロイの冬物のスカートを履いて…いいと思って着てたんですけど…アクターズの時よりも情けなくて…凱旋ライブとか言ってくれるから、ほんとに申し訳なくて…今日こうやって、フラワーさんの方からオファー頂いて、スペシャルゲストいうて…ほんまにうれしいです。(あ」
「こんなに感極まったワンルームディスコは初めて!(の」
「Aメロだめかと、捨てとった。ゆかちゃんが励ましてくれたから、目を合わせたときに笑顔を見せてくれて、いかんよー、また始まったよー、って(あ」
「今日はみなさんに希望、元気、勇気を与えられるようにしたいと思いますので、最後まで見ていってください。(あ」
「こんな光景は、本当に…嬉しくてたまらないですよ!(の」
「いいきったね(か」
「今日はしゃべりたくてしょうがない!けど、時間があるの!曲とかぎっしり入れてきました!(あ」
「できる限りいっぱい入れてきました!(か」
「MCとか考えてないの!(あ 」
ここでステージの前方に3人で出て来て、小芝居を始めた。
「のっちさん、えー眺めですのぅ!(あ」
「ええ↑眺めですのぅ!(の」
「ゆかちゃん、えー眺めですのぅ!(あ」
「いやー、えー眺めですのぅ!(か」
ステージの上からの景色、さぞすごかったことだろう。
「色んな人から伝説を作って帰ってください、言われたんで、レジェンドぅ、作って帰ります!(あ」
「今日は、みなさんにたくさん聞いてもらえるようにスペシャルメドレー作って来ました!最近の曲ばっかり入れてきました、聞いてください!(あ」

不自然なガール
深紅ではないが、やはり不自然に赤系の衣装は似合う、引き締まる!
そのまま「VOICE」へ。短縮イントロver.
座ってても腕だけで映える振りが多いのでよかった。
1コーラス目が終わったところでベースラインから一気に次のイントロに繋げる変則パターン…
「ねぇ」
ここで三人はエンジンが掛かった、高速ステップを刻みながら指を高く突き上げ、完全にライブモードである。
1コーラス目とアウトロまでで構成されるテレビサイズと同様だが、メドレーの締めくくりとしてきっちり最後まで流れた。

「さあ、やってまいりましたPTAのコーナー!
みなさんと一緒に声を出していこうというコーナーです。」
「男子!女子!めがね!コンタクト!らがん!パフュームT!」
「このフラワーを、ほんとにほんとにほんとに楽しみにしてた人?」
「みんなー!みんなー!みんなー!」
「せいほーお!もっとほーお!ほっほ!ほっほ!ほっほぉ↓!ほっほぉ↓!ほっほっほー!ほっほっほー!」
・はみがき
・サバイバルダンス
・ウルトラソウル
「やってもーた!(の」
「やってもうたな!(か」
「違う人の歌ばっかりだったので、ちゃんと自分達の歌で締めたいと思います。(あ」
「チョコレイト?」「ディスコー!」
ここに来て観客を煽るのっち、ほんとに変わらない、いつもと同じステージ捌き。

チョコレイト・ディスコ!」
「いくよー!」
最近は別の曲への派生も多いが、やはりPTA明けからのチョコは鉄板。会場はディスコの大合唱!
ステージ上で跳び跳ねる3人、座ったままフリコピする人、手をあげる人、手拍子を送る人、歌う人、さまざまだが広島の地で各所から集まった人々がひとつになる。
後方からも「ディスコ!」の轟音が押し寄せる。
コンクリートスペースがまるでダンスフロアに!
ディスコ!大合唱の余韻から…

最後、「ポリリズム!」
ドーム以降、ポリの定位置になりつつあるラスト、いつものフォーメーションをとる3人。
こちらは座っていて飛べないが、そんなの構わずポリジャンプする三人。
完全にホームの空間、フラワーを掌握しきった全力のポリリズムだった。
前から後ろまで、本当にありがとうございました。
新曲が出るので、そちらも聞いてください!

といつもの商魂たくましさも忘れない!
披露してくれないのに…