Perfume LIVE @東京ドーム「1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11」

会場雑感

センターステージには白い布が巨大なコーン状に吊られている。
スタンドに伸びる花道の先にあるミニステージは、中央に四角い枠の切り抜きが見えたので、ここからせり上がってくる演出は容易に想像できた。花道の高さもそれなりにあるので、この下が通路になっているのだろう。
広さはさほど感じない、が高さを感じた、2階席の端は本当に積み上がっている感じ。ここは全体の俯瞰図を楽しめるがその局所で繰り広げる細かい所作までを楽しむのは困難だろう。
やっぱりこの会場は野球場であり、ライブ会場ではないと実感した。
だが、私のいた1階席から見ると高さはちょうどよく、全体も見渡せる。
また、センターステージはどの客席からも最短距離になるという円状の形を活かして配置されている。
でかい場所でもすべての人と近くいたい、という意思の表れだろう。
そして伸びる花道はスタンド目前まで届いていた、アリーナはこれにより完全に4分割されていた。
よって、アリーナの席配置はどのブロックもバックスクリーンではなく、センターステージ側に正体する形で配置されることとなった。スタンド席はその延長、全員が中央にあるセンターステージを無理なく最も近い位置で見れるようにしたんだ、と理解した。
それに伴い、遠方用のモニタもセンターステージ上に設置されていた。

17:12 オープニング

そのセンターステージからスタンドまで伸びる十字路の花道の先のミニステージ、1塁側からのっち、3塁側からかしゆか、ホーム側からあ〜ちゃんがせり上がり登場する。純白の衣装とベールを身に付け、ゆっくりとセンターステージへ歩く3人。エフェクトがかかった3人の声で1から10までカウントアップが入る。その姿はまさに、花嫁の入場。10でセンターステージにたどり着く。布の中に入っていく3人。
・正直こんなオープニングはまったく予想していなかった。注目させておいて別の場所から登場するのは過去にもあった手法なので想定の範囲内だが、衣装に関してはまだ意味を図りかねている。客席は静まり返っていた。ちなみに、あ〜ちゃんはベールを少し高く持ちすぎたのか全面的に浮いていた、対象的にのっちは半分ぐらい引きずっていた、かしゆかは遠くてあまり確認できてないが、結構いい感じのひきずり具合。

17:16 シークレット・シークレット

ランランラン… 誰もが予想だにしていなかったイントロが始まる。
布の中からカラフルな衣装で登場。
ホーム側を向いて歌う。

・この選曲も意味は図りかねているので歌詞を追ってみる。
「本当の君を知りたいのキラキラで目がくらむけど斜めから恋しながらその秘密を解いて」
「足りないよ君を知りたいの揺れる指先が切れそうだ最高の甘い笑顔で嘘ついた君はいつでもSecret」
「これは運命なんだね確かにそんなようだねいつも信じているよ気付かないふりするよ」
今回ドームに来てくれたお客さんに対して、もっとさらけ出して弾けてほしい、今日来てくれたことが運命なんだから、一緒に楽しみたい、というメッセージとして受け取ることができるかもしれない。
次に気になるのは、パンフレットの中で出てきた赤いゆびっちょだけの手袋、これを見た時にシークレット・シークレットが浮かんだが、その後の写真で同生地のものが複数着用されていたので、似て非なるものと扱っていたが、やはり今考えるとこれが1曲目を示唆していた、ととるべきか。
また、後から考えると、中盤のystk MIXにて現れるマネキン、その対比になっていたのかもしれない。

17:21 不自然なガール

ここには特に凝った演出はなかった。いつも見ているままの不自然だった。
なぜかこの時はセンターステージ上のモニタで流れる映像を主に見ていた。
そこにはカメラ映像ではなくiTunesビジュアライザのようなものが流れていた。
たぶんホーム側正体して歌ってた

17:25 GAME

不自然終了後に暗転、「カツカツカツ…」という音が響く。
ん?とGAMEのオープニングを想像するも、まさかここでGAME来るわけは…と思ったら静寂〜呼吸音を経てGAMEのintroとバックステージにGAMEのロゴ登場。
黒衣装ではないのだけが残念だが、生GAMEは最高。全力で腕を上げる。
後半、3人はセンターステージから花道へ、動く床に乗って移動。今回も完全監督手動スイッチによる移動・停止なんだろうか…と想像。
移動床の端には当然のごとくライトセイバーを置く台座が存在し、そこに鎮座しながら一緒に移動するライトセイバー
が、会場が真っ暗にはならないので、ライトセイバーの演出は余り目立たなかった。花道を使う時は安全面を考慮して明るくしていたんだろうと思う。

17:30 ワンルームディスコ

中央に戻ってワンルームディスコ。これもいつも通り。
前日に見てたWednesday J-POPの嫌なコール「なんだってー少なめー(XXXX)」が頭に浮かんだが、聞こえなかった。
きっと、初参戦やあまり経験ない人などを多く含む5万人にそいつらが分散されてかき消されてしまったんだろう。
これは、他の曲にも言えた。定番でない要素はことごとく薄まっていた。

17:36 MC1

のっちです、かしゆかです、あ〜ちゃんです、のPerfumeです
土日開催だと1日は自分のために使えるけど、1日だけの祝日だったら平日から休みと思ったらこれに来たら1日潰れてしまう=休みがなくなってしまう、と。そんな休みの日に、Perfumeを見るためだけに集まってくれたことに対する感謝。
去年の年末に私たち発信でドームやりたいと言い出した、東京ドームさんは日程が厳しくてだいぶ前から計画しないといけない、もうちょっと早く言ってくれ、と言われた、と。そこを無理して駆けずり回って取ってくれたスタッフに感謝。
17:42 のっちたいむ
二人が給水に行くので、のっちに主導権。相変わらずのハイテンションっぷり 「東京ドームの真ん中で飲む水のおいしいこと」と。
17:57 にんじんたまねぎじゃがいも
今回は人数が多いので、客席をチームに分けてそれぞれの名前をつけて呼ぶ事にした、と。 3塁〜レフト側が「にんじん」、1塁〜ライト側が「たまねぎ」、残るホーム側が「じゃがいも」と命名される。 (これにより、アリーナさん、1階さん、2階さん、バルコニーさん、という称号が廃止されることとなった。) 当然、「カレーやんけ」と声を出して突っ込む。
17:58 おにく
にんじん、たまねぎ、じゃがいも、と来たら何ですか?と。カレーですね、と。 カレーには何か入れるでしょう?と。おにくが必要、みんな好きだろう、と。 牛でも豚でも鳥でも何か入れるだろう、と。 結果、ドーム全体である「みんな」を「おにく」と呼ぶこととなった。 と思いきや、「おーにくー?」と言われたら「おーにくー!」と返事をしなければいけないことになってしまった… きっとモンバスの「うどーん!もみじまんじゅー!」の下りがヒントになったのかな、と想像。
17:59 カレー
こうして東京ドームがカレー鍋と化したのであった…

客いじりのコーナー。
まずは3塁側に歩いていく3人。端まで来てあ〜ちゃんの小さい子を見つける特技発動。お父さんに抱きかかえられた5歳の子に対して「おねえちゃんたちのこと知っとるー?」と。5歳の子もなんとか「ぱふゅーむ」と口を動かしてるのが見えた、お父さん通訳する「Perfumeって」喜ぶ3人。一緒にいたお母さん(Tシャツから見てたぶん主犯)に「わかーい」、と。お母さんを含めた3人に「Perfumeです」をやらせる。
Perfumeっていいます、名前だけでも覚えて帰ってください、と。いや、そこのセリフも昔のままか、と突っ込んだ。
次は1塁側、モノクロームエフェクトのコス男二人組を発見、「あんたらよー来とるねぇ(あ)」に対して「私らもええ加減よー着とるよ、香りがするくらいに(か)」と。ここでのっちの「Perfumeですからっ(ドヤ)」を期待したけどなかった。
で、多少気になってた光り物を持った客がやっぱり邪魔になった。2人組で一人(かしゆか担当)足りないからどこにいるのか聞いたら2階、ということで残りのメンバ探しが始まるが、そんなの探せるわけない。で1塁側2階でオレンジのライトをかざすヤツにカメラが行く。のっちが「ほんとうに?」と聞き返したのにも関わらず、全然別のTシャツにかしゆかって書いてあるだけの客だった…たぶん本物は声が上がってたホーム側だったと思われる。
結局見つけられず引き返す3人「こんな広いのに見つけるの無理」と。
最後にホーム側、NBB秋かしゆかコス発見される。が、正直コート着てないから違和感があった、スカートより下でなんとかわかるぐらい。まあ、あそこであの状態でコートまで着てたらだいぶやばいけど。
いきなりアドリブで、客席にいるのが本物のかしゆか設定のコント開始。「あれ、かしゆかなんでそんなとこおるん?(あ)」「ほんとだ、かしゆかさん(の)」適当に合わせるのっち。「はやくステージに来んと(あ)」苦笑いのかしゆかコスさん。「あれ〜?私誰だっけ?(か)」「なんでここにいるんですか?ほら、本物のかしゆかさん、早くこっちきてくださいよ(あ)」とコスの人に。
Perfumeです強制執行させて終了。

ほかに、元松葉杖ヤスタカ(やすたかでっす強制執行)などもいたが割愛。

18:03 ナチュラルに恋して

「では今度はラブい曲たちをいってみたいと思います。みなさん手拍子をお願いします」ということでナチュラル確定。
センターステージに戻りながらintro開始。
手拍子はいいけど、「フー!」の所がまったく浸透していない。これの指導が入ったのはいつだっけ?せっかくの3人発信だからもっと定着させた方がいい。数十人に一人ぐらいの少数派でしかなかった。全力でやったけど。

18:07 love the world

ラブい曲ということで、そのまんまのlove the worldは当然。
これもチュチュチュぐらいはやってもいいよなー、と浮きまくりで実施。

18:11 I still love U

結構まさかの選曲、他のが漏れた中でIslUが入ったのは今後の方向性の表れかもしれない。
これもチョイチョイはやるようにしたい。

18:16 575

CD以外で完全にシャットアウトされていた575がついに沈黙を破って初披露。
これが聞けただけでドームに来た価値がある、といってもいい。他の曲と比べて独特の空気感を持ってるし、意外と使いにくい曲かもしれない、少なくともフェスなどではなさそうだし、FCツアーとかぐらいかも…そんな貴重な初披露なので、またノッていろいろやる曲でもないので、耳の横に手をあて、最大限に耳を澄まして全力で聞く事に専念した。
バッキバキとは対極の、とことんまで音をそぎ落とした中で静かに歌う声が聞こえる。
サビは歌い上げてしまってるから、ユニゾンが結構崩れていた。この曲は淡々と歌う、静けさの中で一つの音だけが鋭く入ってくる事の清廉さがあるから、やはり独特だと思う。
さすがにラップ部分は生歌ではなかったが、後半クロスする部分もあるし、あそこに意識しすぎなくていい分、気兼ねなく歌えていいのかもしれない。
センターステージがせり上がってゆっくりと回る。そこに立って歌うあ〜ちゃん、腰掛けて歌うのっちとかしゆか、立体感を活かした魅せるステージだった。

18:22 映像

記憶が飛んでいる。

18:26 掟

サウンド中田ヤスタカ(capsule)」のクレジットが表示される。ystk mixによるPerfumeの掟
完全には覚えていないが、初めてバックステージに3人が立った。
後ろの映像とシンクロしながら踊る3人。
「10人ノカシユカニヨルダンス」ボウリングのピンのように並んだ9人の映像かしゆかと頂点の本物のかしゆかによるシンクロ。
すぐにセンターステージに現れたあ〜ちゃんのレーザー照準機能つき機関銃による大量虐殺。撃ち終わって肩に抱えながら少し汗がしたたりながら微笑むさまは、まさしく「カイカン」。
バックステージに左から順に並べられた「1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11」の各数字オブジェの前で一つ一つポーズを取っていくのっち。
前半がセンターとかぶって見えず、最後の10は不自然の、11はVOICEのポーズを取っていたので、それまでも各シングルのポーズを取っていたのかもしれない。
気付けばかしゆかは1塁側ミニステージにいる。おそらく花道下を移動していたのだろう。
最後にセンターステージに向かって花道を歩いてくるのっち、その様はRUNWAYを闊歩するモデルのそれに違わなかった。
本人達は否定するだろうが、1度ぐらいは東京ガールズコレクションに出てもいい、と思わせるに十分だった。
中央に3人が揃う。

18:33 VOICE

曲が始まった瞬間、歓声のレベルが違った。もう我々では認識できないが、VOICEはやはり、一般の人が今Perfumeの曲といえば?に対して最も想起させる曲なんだろう、と実感。
これもやはり、手でパタパタはやりたい。

18:37 コンピューターシティ

VOICE終わりから一転してシティ。
Mステで披露することが決まった時点で、既にドームのセットリストに入れることは決まっていたんだろう。
そして、これはVOICEという今のPerfumeを代表する曲に対して、昔のPerfumeを代表する曲という対比として選ばれたんだと思う。
隣にいたピンクTが、それまで半端〜な感じできてたのが、シティが始まった瞬間から突然狂ったように踊り出したのが印象的だった。

18:41 エレクトロワールド

その流れの続きとしてエレクトロワールド。鉄板。無敵。
アルバムintroからの開始、低い歓声が響く。
その時私は観客席を見渡していた。
まず、アリーナ、完璧に揃ったoi oiが繰り広げられていた。次1階3塁側ほぼびっしり手が揃って上がっていた。2階3塁側、同じだった。
次に2階1塁側、角度的にあまり見えないが手の波が見えた。そして自分のいる1階1塁側、全力で上がっていた。
これが間違いなく、PTA会員席を全空間にちりばめた理由だろう。
残念ながらドームスタンドの地面は震えなかったし、アリーナの地面が砕けることはなかったが、多くの人の心の殻を砕いた曲だった。

18:46 MC2

「それではここで新メンバーを紹介します、ティンカーベル!(の)」?まったく意味がわからなかったが、どうやら衣装のことらしい、この時点での衣装はライトグリーンを基調としたデザイン。
あ〜ちゃんティンカーベル、と。それを受けて、「のっちはピーターパン、ピーターパンも飛びそう(あ)」と。のっち飛翔説もあったので念のためワイヤーを確認したが、なかった。
それを受けて「かしゆかはもう飛んどる、そのキャベツみたいな(の)」と。
18:49 はとトーク
あ〜ちゃん家に鳩が住み着いてるらしい。ベランダとか網戸とか鳩の羽とかでいっぱいだ、と。 数日前のこと、洗濯物なおそうとしたら、鳩がばさばさっと脅かして飛び立っていった、と。 住まわしてやってるのに脅かすとは恩をあだで返す鳩め、と。
18:55 特別な日に鳩の話
それに対して、「今日という特別な日に鳩の話をするなんて」とマトモな突っ込み。
18:56 kysk食事
かしゆかさーん、今日は何食食べましたか?(の)」やはり食べ物ネタ好きだな。 「今日は二食しか食べれてないんです(か)」 「いやー、二食は普通だと思います(の)」とまたしてもマトモな突っ込み。 「いえ、昨日は四食と二食食べましたから(か)」に場内騒然。 「それでは次の曲いきましょう、こういうのやります\m/(あ)」

18:56 パーフェクトスター・パーフェクトスタイル

センターステージで振りは控えめに、各方向をローテーションしながら歌う。

19:00 Dream Fighter

そして、ここまでで最高の歓声。曲調はもちろんいい具合、世間の注目を浴びてからの渾身の一曲だけに知名度も高い。
まして、この歌詞、やっぱり代表曲なんだと思う。
ここでも変なコールはかき消されていた。

19:05 PTAのコーナー

ほーお、ほっほ、ほっほぉー、ほっほっほー
上の歯〜下の歯〜前歯〜奥歯〜グリグリシャカシャカグリグリシャカシャカ、シュワ〜食べたら磨く、やくそくげんまん(リーン)
サバイバルダンス
ウルトラソウル
ここまで全力で引っ張ったPTAのみなさん、おつかれさま。
19:07 振り付け指導
手ー振って:普段はステージ上の3人と逆方向に腕を振ればいいんだが、今回はセンターステージ・放射状客席なので同じ方向に振る必要があった
上下上上下上下下:まあこれは定番でいいとして
ツーステップ:この後使うの?
19:08 新振り付け
1. 両手でバイバイ→左に倒す→両手でバイバイ右に倒す
2. 両手で巻き上げながら頂点で手を叩く
え、こんなの後で使うの?ねぇ?(まだ見てません) 振りがどんどん速くなる 限界まで速くなったところで、あ〜ちゃんの手がだらーん→折れた、ということに
ストレッチマンのセリフ、これPTATV見てないとまったくわからない所だった…といったところで今日もNHK色全開!
19:11 The best thing のグーチョキパーチョキチョキチョキチョキチョキ
PTAは全員マスター済みですね。 右手を左に突き出して○、胸の前に持ってきてまっすぐ構えてY、上に上げてW、下げながらYIYIYIYIY
19:13 3本指でセラミックガール
「にゃにゃにゃんにゃんっていうやつです(あ)」 ガッで出す突き出しの指導。実際にセラガのサビだけ流して実演指導。
19:14 炭酸が飲みたいねー、黒い炭酸、誰かに蓋開けてほしいねー、シュパッて、という振り
19:15 Lovefool
「やっぱりこれが好き! LOVE pepsiNEX!」きっちり30秒versionの再現。

19:16 ジェニーはご機嫌ななめ

3人はまたしても花道先のミニステージに移動。中央部が3mほど持ち上がり柵付きクレーンの上でのジェニー。
3人は、言いつけをきっちり守って必ず片手で柵を持って、残りの片手だけで振りを付けていた。
近づきたい意思が振り付けの忠実さを上回った演出。
そして安全面への配慮、スタッフはよくわかっている。
当然コールは全力で、それが勤め。

19:19 コンピュータードライビング(intro)

っと思ったら時間つなぎだった…ドーム全体を揺らしたかった。

19:19 Perfume

ミニステージの先に現れたPerfumeカー(単なる箱型、上に柵付きスペース、側面にPerfumeロゴ)に各自が乗り込み、アリーナの外周部分を半時計周りにまわる
ステージ上には赤・緑・黄色のビニールボールがあり、あ〜ちゃんブリヂストンのラケットで打ち、のっちは重点爆撃でポイポイ投げ込み、かしゆかは1個ずつまんべんなく投げ込む(ただしあまり飛ばない)
これには、手書きのメッセージが書かれていた模様。しかも全部直筆ですべてのボールに違うメッセージが書かれてあるようだ…
この間、「Pa Pa Pa Pa Pa Pa Perfume」が延々リピートどうやら一周回りきるまで終わらないらしい…
あ〜ちゃんから2回ぐらいラストを聞いたところで、やっと一周完了、降りてセンターステージへ向かう3人。
ほんとのほんとのラスト!の声で曲もリピート部を抜けたことを確認した。
当然yehを全力で。いつになく解放感で一杯のPerfume(曲)だった。

19:26 チョコレイト・ディスコ

そして説明不要のド定番チョコをここに持ってきた。
「いくよ〜(あ)」
でも、のっち煽りはなかった。エレクトロでもなかった。それを知らない人達がいっぱいいることを知ってやらなかったんだろうか。
ただ、フェスではやっていた。知っている/知らないではなくて、全力でノッてくれる客ばっかりかどうか、という見極めをしているのかもしれない。
いや、もう煽る必要がないぐらい一般にも定番化した、とも考えられる?
どちらにしろ、なぜかドームがダンスフロアになっていたことは間違いない。

19:30 Puppy Love

introと同時に常に出てくる「それではこの曲で最後の曲です」がなかった。
しかし、時間的にこれが終わればそろそろ一回捌ける頃と思っていたのでさほど気にならなかった。
上下上上下上下下、さっき指導は終わっているけど、やはり知らない人にはどのタイミングからいくのかがわからない、なので最初のサビでは微妙に揃わなかった。全力でリードしたつもりだが。
間奏ではきっちり「上下上上下上下下」と言うので、理解してくれるんだけど。まあ、これをあの指導だけでいきなり合わせるのはやっぱり無理。
お約束はやはり知っててこそ楽しいし、知ったらまた行きたくなる、スルメライブだ。
後半は、やっぱり客席を見てしまっていた。
この一番揃えやすい曲でどれだけ観客が揃うのか、ドームに来た客はどうなのかを知りたかった。
数としては先行含めて一般瞬間でSOLD OUT。いきなりの追加販売分も2時間で完売。それは知っている。客席が隙間見つけられないぐらい埋まっているのも知っている。でもそこにいるだけじゃやっぱり参加したことにはならない。曲を聞く事だけが目的のアーティストのライブではないから。
初めてかどうか、とかではなく、このライブに参加して楽しんでくれてるかどうか、楽しもうとする意思があるのかどうか、の確認がしたかった。
もうアリーナなんてほっといても揃ってる、どうでもいい。
3塁側気持ち悪いぐらい揃っていた。1塁側も揃っていた。当然、下の時に間違えて上にしてる人もそこそこいた、でもタイミングと合わせる意思、何より参加する意思が見えた。ボーっと見てるだけの人間は確認できなかった、ほぼ全員が上か下か何か手を動かそうとしているのが見えた。
私の前列の妙齢の紳士、間違いなく初参加、それまでも立ってはいるが、聞くので精一杯、そんな人だったが、隣の人、おそらく連れてきた人に聞きながらおそるおそる上下上上していた。恥ずかしそうにしながらも楽しそうな顔をしていた。
途中のMCを思い出した。3人は5万人集めることが不安だった。イベンターも不安だった。事務所スタッフもそうだろう。そしてファンもやっぱり不安だった、少なくとも私はそうだった。売れ残るか、じゃなくて本当に全力で楽しめる人が5万人来てくれるか、に。
それが確認できたこの時点で、本当に参加できたことを嬉しく思った。

19:35 wonder2

アンコール前に来るとは思ってなかった。
これは思い入れとかじゃなくて、最後に流すものであり、最後にしか流れない曲だと思っていた。
そして、それが単に終わるのじゃなくて、次につながる終わりだと十分に認識しているから。
なので若干の戸惑いがあった。まさかのアンコールなし?と思ったが、それにはやっていない曲が多すぎる。
少し思考崩壊。手を振り続けたのは確か。

19:40 終演

ライトオフ
アンコール待機
白い天井に緑のレーザーでデジタルな数字がプリントされる
1階3塁側からウェーブが始まる

が、済まない、ウェーブに参加できてない。wonder2から思考が止まらずにそんな意思が出て来なかった。
時刻はまだ19時台、全然早い。やはり当初予想通り4時間コースだと睨み、残ってる曲のリストアップを始めた。
再構成を開始、ラストはまさかの「願い」しか残っていなかった。
「ねぇ」は中盤ぐらいに来て、ポリがあって、BcL・マカロニが来て、さっき振り付け練習したTbtとセラガもまだよね、だいぶ寒いし冬のTSPSもだし、SEVENTH HEAVEN来ないわけないでしょ、と10曲近くの組み立てを始めていた。

19:44 3人ねぇ通常版の衣装で登場

そうこうするうちにライトオン、3人が再登場した。
例のボ○カレー風衣装(誰かがそんな合成をしてからそれにしか見えない…)に身を包んでいる、今からねぇをやります、と言ってるようなもんだ。
とりあえず曲の再構築はほっといて、完全封印してきたねぇのフル実物解禁に臨むべく心の準備を整えた。
「さっき始まったばかりなのに、もう終わりって(か)」
19:50 見に来てる人の説明
見に来てくれている家族の話からうまーくつなげて、妹ちゃあぽんの所属ユニット9nineの新曲 Cross Over 12/1発売の宣伝実施
そして、ねぇ発売の説明
19:54 アルゴリズム体操(Full ver.)
さあ来る!と思ったら、アルゴリズム体操のような曲です、と説明するだけじゃなくて歌いながら全部やっちゃうという…MIKIKOとその弟子はすごいね。

19:55 ねぇ

575と同様に全力で聞いた。
結局最近の曲はほとんど定番の動作が規定されてないから、手を挙げるか振るか叩くかしかないし、ほぼ突っ立ってるだけと変わらないような気もするし、初披露だからいいでしょ。
サビの印象よりは、全体通すと思ったよりポップだった。音響のせいもあるかもしれないけど。
噂の高速ステップはどんだけすごいのか、と思ってみたけど、正直予想よりは速くなかった。4発/秒ぐらい叩き込んでくれるイメージにまで膨らんでいたから。
それが実際できるか、というと、まあできないけど。
ただ、足さばきについてはまだまだ未完成でいいと思う、今までは全体の流れの中でステップを踏むのが主だったから。
今後さらにとんでもないところまでレベルアップする様子を見てみたい。

20:00 最後の曲は私たちにチャンスをくれた曲

もう終わり?という気がするが、この流れで再度のアンコールはない。
かなり時間が早いが、体力面考えても丁度いい頃合いなのかもしれない。もっとやってほしい曲はいっぱい残っているけど、ポリで終わるのも、また次につながる一手となる。

20:03 ポリリズム

DFを越える、本当に今日最大の歓声。
しばらくポリリズムやらない時期もあったということは、かなり待ち望んでいた人もいるはず。それに一般受けとしては鉄板。
でも、intro終わりのジャンプがなかった。後から知ったドームでジャンプ禁止の事実。
やはりこの場所にはいろいろな制約がかかる。
それも全力で受け止めた。今回のライブを「しにきた」の定義は、歌うこと・踊ること・呼びかけること・聞くこと・見ること・そして空気感を共有することだと思う。
そういう意味でPuppy Loveに負けないぐらいの空気感の共有ができたと思う。
Puppy Loveとの唯一の違いは、初めての人・Perfumeをそれほど詳しく知らない人でも知っているか知っていないかの差だけ。
でも、その差が今回ポリリズムをラストに持ってくる意義だったのかもしれない。

火薬と銀テープの舞う様子は、このドームライブの終わりを飾るにふさわしい、きらびやかなものだった。
本当に輝いている3人を見続ける事ができた3時間だった。

20:08 終了

See you Next LIVE!